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11th High-End Car Audio Contest 2026 イベントレポート

3 November, 2026

ユーロリンクアップショップ特別企画:Event Report

11thHigh-End
Car Audio
Contest 2026

カーサウンドにこだわる匠が一同に集結!

Photo & Report. Iwao Nagamatsu

こまつドームに集結したコンテスト参加車両 こまつドームの外観

カーサウンドにこだわる匠が一同に集結!

ハイレゾ課題曲の原音再生とカーサウンドの表現力を競い合う「ハイエンド・カーオーディオ・コンテスト」。全国のプロインストーラーが手がけた精鋭のシステム車両が、こまつドームに集結した!!

レポート:永松 巌

家や携帯プレーヤーではなく、車内で音楽を愉しむスタイルがある。同コンテストは日本を代表する音の競技で、ルーツはパイオニアが主催するカロッツェリアXコンテスト。しかし12年前、惜しまれつつ休止。そこでカーオーディオ業界を牽引するプロショップ有志とメーカーおよびインポーター協力のもとハイエンド・カーオーディオ・コンテストというタイトルを掲げて2014年に第一回が開催される。定められたルールに基づき、オーディオ業界で活躍する評論家、音楽関係者が審査員を務め一台一台、エントリー車両を試聴、ポイント集計を行う。高得点の順に優勝、上位入賞が決まる。

初日5日(土)は販売店のコース「ディーラー・デモカークラス(システム機材の総価格/上限なし)」と一般エントリーではチャレンジ・Aクラス(システム310万円以上)、チャレンジ・Bクラス(310万円未満)、パイオニアTS-Z1GRクラスの3コースが行われる。6日(日)はユーザーカー部門のみのスケジュールとなっていてシステム総価格別でハイレゾ・エキスパートAクラスは、400万円以上。ハイレゾ・エキスパートBクラスは、295万円~400万円未満。ハイレゾ・エキスパートCクラスは182万円以上295万円未満。ハイレゾ・エキスパートDクラスは182万円未満となっている。いずれもハイレゾリューション(ハイレゾ)での音源を使い審査する。サンプリング、ビットレート、ファイル形式などは問わないとしている。詳しい内容とコンテストの結果についてはHPをご覧いただきたい。

コンテストの詳細・結果はこちら ↗

コンテストの審査員の皆さん
ジャッジの皆さん
こまつドームのコンテスト風景
コンテスト風景

イベント初日の夕方、特設ホールでコンサートが行われた。ボーカリストのMAYAさんと松尾明トリオのライブ。生演奏を直接、耳にするということは貴重な体験になるに違いない。レコーディングに刻まれた音源とナマ演奏との聴き比べは重要で質感、演奏法、ダイナミックな表現力、心の動きやノリ、会場の響きと得るところはたくさんある。ライブを届けたいという主催側の思いから毎年、ジャズ系のアーティストを呼んでいるという。また別室ではTAD(テクニカルオーディオデバイス)のスピーカー試聴会が行われた。

MAYAと松尾明トリオのライブ
MAYA+松尾明トリオ
TADスピーカーの試聴会
TAD試聴会

まとめに入ろう。ハイエンド・カーオーディオコンテストの狙いは課題曲の音源を車内で忠実に再現することを目標とし表現力を競い合うもの。昨今、高性能なデジタルオーディオプレーヤー、デジタルシグナルプロセッサーが多く発売されていて、これらを使わない手はない。良質なコンポーネントを組み合わせることで車内というリスニング環境を大幅に改善することが可能だ。ショップに出向いてデモカーを聴いてみよう。最後に少しだけ、車空間についてふれておく。ホームオーディオとは異なり聴く位置が運転席(右または左)であることや、スピーカーの装着場所は限定され、それに従うのが実情だ。これらの問題点を克服するために、スピーカーユニットの装着方法に工夫を凝らしたり、デジタル技術、タイムアライメント機能をフルに活用することでステレオ音源はフロントウインドウ前方に広がり、ボーカルはセンターに定位。奥行きも自在にコントロールできる。この辺はプロインストーラーの腕の見せ所。ただカーオーディオという装置を取り付けましたではなく、音楽の再現性を重視。同コンテストはインストーラー、ユーザーの熱意にあふれていて、コミュニケーションの場としても貴重なひとときだ。同イベントに参加のユーロリンクアップショップとバックアップサポートするインポーターのデモカーをご紹介しよう。

EURO LINK UP SHOP

ショップ紹介

音創りの技術と情熱が詰まった、5店のシステム。

デモカークラス「AVカンサイ」優勝!

AVカンサイ天王寺店

AVカンサイ天王寺店 アウディ A5

西の巨匠、AVカンサイはアウディA5にハイエンドシステムを搭載。ディーラークラス1位の栄冠に輝いた。機材はモレル・ELATE CARBONとARC AUDIOの新型パワーアンプによる組み合わせでプロセッサーはリゾルト・M-DSP。プレーヤーはフィーオ・M27を選ぶ。音像定位はダッシュ中央付近にセット。高音質面のクオリティーだけでなく、リアリティーの高さとバランスの整え方は流石で安心できる格調高いサウンドに仕上げている。競技では課題曲を考察することがまず重要で Chantal Chamberland/Simply Fallingトラック1では哀愁たっぷりで歌う大人の恋の歌であるが俯瞰するように心がけ、本質を冷静に捉えて調整を施したという。

AVカンサイ天王寺店 オーディオシステム
AVカンサイ天王寺店 オーディオ機器

話題のアキュトーンスピーカーを搭載

ジパング

ジパング BMW X4M

鳥取倉吉に居するジパングは話題のアキュトーンのスピーカーを搭載するBMW・X4Mデモカーを公開した。このユニットはホームオーディオのハイエンドブランドとして名声を博すティール&パートナーのカー部門として設立。Al²O³セラミック、CVDダイヤモンド、アルミニウムサンドイッチなどの硬い膜材料でできた高品質ドライバーを用いていてオーディオファイルから高い評価を得ている。パワーアンプはクワトロリゴの限定品「INGOT」を4基とオーディオウェーブを使用。課題曲「Simply Falling」ではしっとりと落ち着きのある憂な歌いまわしと、歌詞の持つ世界観との親和性が表現できるようチューニングを施す。端正な質感の表現力に優れている。

ジパング オーディオシステム
ジパング オーディオ機器

ハイエンド仕様のコンポーネントをフル搭載

サウンドワクイ

サウンドワクイ スバル・レヴォーグ

新潟のオーディオショップ、サウンドワクイが製作したハイエンド仕様のレヴォーグをご紹介しよう。オーナーの小川氏はハイレゾエキスパートクラスにエントリー。お話を伺うとカーオーディオ歴30年という。長年の経験を経て、最先端のコンポーネントをチョイス。アキュトーン3ウェイ+サブウーファー構成でパワーアンプはブラックス・RX2 PROを4基搭載。プロセッサーはリゾルト・M-DSPでプレーヤーはアウネ・GTS3を導入する。オーケストラの曲では各楽器の配置と音階が分かるように特に低域に重点をおいて微調整を行う。シャープな音場(ステージング)の構築と見通しのよいクリアな音質で総じて格調高い音創りにご満悦の様子。

サウンドワクイ オーディオシステム
サウンドワクイ オーディオ機器

マルチウェイ構成で最上位のクオリティを再現

サウンドウェーブ

サウンドウェーブ MINI

創意工夫と音創りで全国に名を馳せるサウンドウェーブはコンペティション仕様のMINIクロスオーバーでエントリー。同店は以前からフロント3ウェイ以上、すなわち4ウェイ以上という一歩先を進んだマルチウェイシステムをユーザーに提案。音質面だけでなく明確なステージングと音像定位、奥行きのディテールも繊細に表現するよう注力する。搭載のスピーカーはモレル・38thアニバーサリーリミテッドをチョイス。ツイーター、ミッドハイ、ミッドローの各ユニットとシート下にMW6(16.5cm)ミッドバスをビルイン。ほかセンタースピーカーがセットされ、明確な音像定位の再現に向けて工夫を凝らしている。一方、プレーヤーはアウネを使用、プロセッサーはリゾルトX12-DSPと先進のコンポーネントを搭載。

サウンドウェーブ オーディオシステム
サウンドウェーブ オーディオ機器

スプリーモ63エディションを導入

イングラフ

イングラフ レクサス NX

青森県八戸のオーディオ専門店イングラフは新しいデモカー、レクサス・NXを持ち込んでディーラークラスにエントリー。注目のポイントはモレル50周年記念スプリーモ63エディションをチョイス。名機スプリーモのDNAを継承し現代のハイレゾ音源再生、そして高性能DSPに対応。

製造技術を高度に高めた結果、ピアニシモの細やかなディテールの表現やダイナミックレンジを拡大。パワーアンプはブラックス・MX4とGX2400を使用し精緻に各ユニットをドライブ。一方、プレーヤー側はアウネ・GTS-1Proを使用。プロセッサーは気鋭の新ブランドAccoustorm AT12 mastarを搭載する。ナチュラルで鮮度感の高いピュアサウンドを放っていた。

イングラフ オーディオシステム
イングラフ オーディオ機器
IMPORTER & MANUFACTURER

インポーター・メーカー紹介

カーサウンドの可能性を広げる、4社のデモカー。

トライム

トライム アウディ A4

フランスのブラム、イタリアのオーディソンなど欧州ブランドの取り扱いほか国内の音響のアクセサリーを取り扱うトライムはアウディA4デモカーを持ち込みプロモートを行った。システムはブラム・Signature Multix Barrel 3ウェイとサブウーファー構成でオーディソン・DSP/8chアンプ内蔵「AF M8.14bit」を主軸としたスマートなシステムデザインとなっている。また純正オーディオ、Bluetoothに対応。室内感の雰囲気、機能性を損なうことなく各ユニットを装着。音質はフレンチサウンドそのもので明快にて繊細。DSPの調整も見事で帯域バランスを整え、ステージングの再現(音像定位)に優れた音作りが施されている。

トライム オーディオシステム
トライム オーディオ機器

フェリースソニード

フェリースソニード プジョー

ヨーロッパの著名ブランドを輸入するフェリースソニード。デモカー、プジョー308はクワトロリゴの新しいスピーカーに交換してプロモート。ラプソディ「RHAPSODIES」というネーミングで16.5cm(ミッドバス)と1インチシルクドーム(ツイーター)の2ウェイセパレート。キャラクターを主張するタイプではなく、あくまでもナチュラルな音作りにこだわる。価格は132,000円(税込)。そのほか今秋発売されるDLS・パフォーマンスPERFORMANCEのパワーアンプを公開。音質重視設計でコンパクトなサイズ。ラインナップ中でアンプ内蔵型のDSPに注目してほしい。品番はPA4.6DA。AB級動作で定格出力@25W/8Ω×4ch。価格66,000円(税込)とバリュープライス。

フェリースソニード オーディオシステム
フェリースソニード オーディオ機器

ジャンラインパートナーズ

ジャンラインパートナーズ アウトランダー PHEV

モレルやARC AUDIOなど著名ブランドの取り扱いのほか、高性能アクセサリーパーツを販売するジャンラインパートナーズ。今回はアウトランダーPHEVデモカーを持ち込んでプロモート。モレル創業50周年記念スプリーモ63スペシャルエディションを搭載。ヒット作、スプリーモを継承した進化版であり現代のDSPシステムにマッチする精巧な作りとなっている。トランスデューサー(スピーカー変換器)として素晴らしい出来栄えでプロショップから高い評価を獲得。システムの軸となるプロセッサーはARC AUDIO・BLACK BIRD(DSP)をセット。高音質再生はもちろん明確な音場を創出。ハイレゾ音源を精緻に鳴らす繊細感、ワイドレンジ、ポテンシャルの高さは63スペシャルエディションならではの特徴。

ジャンラインパートナーズ オーディオシステム
ジャンラインパートナーズ オーディオ機器

イースコーポレーション

イースコーポレーション クラウンスポーツ

世界各国から有名ブランドをデリバリーするイースコーポレーションの最新デモカー、クラウンスポーツがお披露目となった。搭載システムは頂点を極めた内容となっている。スピーカーはグラウンドゼロGZリファレンスでまとめサブウファーは10インチを2発装備。これらのユニットを精緻に駆動するためオーディオソリューション・Duo、Quatetto(4ch)パワーアンプを使用する。一方、再生系にも目を向けてほしい。OIILION・ PRO1デジタルプレーヤーとPRO2(OCXCマスタークロック)をヘッドにプロセッサーはAccoustorm ATD12マスターを装備。非常に高価となっているが精彩でシャープな音質、ワイドレンジでダイナミックな表現力、音場(音像定位)に優れていて感動した。

イースコーポレーション オーディオシステム
イースコーポレーション オーディオ機器

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