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このクルマにこのオーディオ!!

#02

トヨタ・ハイエース編

by アークライド

Photo & Report. Iwao Nagamatsu

トヨタ・ハイエース編

ハイエースの弱点を克服。デッドニング施工と音調整によりハイエンド領域へ昇華

クルマとカーオーディオ!音楽を楽しむとき「いい音」で聴きたいという思いは誰にでもあるはず。
取り付けが難しいのでは?何がいい?と悩むなら、まずはプロショップに出向いて相談してみよう。
今回は千葉『アークライド』が手がけたハイエースのシステムをピックアップ!

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快適な空間にしたい。もちろん音質重視であること。目的を叶えるためアークライドにお願いした山野幸夫さん。 ハイエースの取り付け実績を誇る同店。 代表兼インストーラーの大塚氏(写真/右)が提案からカスタム製作まで高い技術で応えてくれる。

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空調機完備のクリーンなピットは天地に余裕があるので大型ミニバンの作業もOK。奥はクラフトルーム。 写真のラパンは同店の自慢のデモカーで完全無敵のデッドニング施工を実施。

男の仕事クルマ。というよりレジャービークルとして多様性、利便性から幅広いユーザーから人気を博しているハイエース。 オーナーはロードバイクのトランスポーターとしてハイエースを購入。拝見するとドレスアップ、ホイールとタイヤ、足回り、そしてカーオーディオと、こだわりが満載で精悍なルックスに加えて車内はカスタムの楽しさに溢れている。 休日は2台のロードバイクを積んで遠方に出向くそうだ。移動時、快適な空間へとリスニング環境の改善を含め、システムデザインを千葉のアークライドにリクエスト。代表兼インストーラーを務める大塚氏にお話を伺ってみた。 ハイエースを含む多くの商用車のバンは荷物を積むことが主な目的であるため、近年のSUVのような快適重視でなく振動音や騒音も耳につきやすい。現車のウイークポイント(弱点)を見出すことが必須でユーロリンクアップショップ・グループが提案する超・静音化(Noise Reduction)やフェリースソニードのブランド『Felisoni』を推奨している。具体的には吸音材、防音材、制振材などがあり適材適所に取り入れることで不要な振動の抑制や吸音などに効果があり静粛性が一段とアップする。さまざまな使い方があり、たとえばドア内部に使うとスピーカーの能力を十分に引き出すことができる。 これらの材料はカーシステム製作の必需品となっている。またの機会にデッドニング施工について詳しくご説明したい。

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ドアデッドニング施工の特長としてドア自体の徹底的な共振や振動を除去。内張り側はフェリソニの制振材「V-1」を使用。鉄板側は「LDM-0.2」を全面に貼る。 スイッチ類のフチなどの接点部分にも1mm幅のスポンジゴムを入れて振動による部品同士の干渉、接触ノイズも抑えている。

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中低域を受け持つミッドバスのポテンシャルを引き出すにはデッドニングの施工とユニット自体の接合部ベースを固めることが大切でアルミ製のリングアダプターを使用。 かつスピーカー裏の背圧処理はレアルシルト・ディフュージョンを使用。

フロント構成は3ウェイが定番。音場と音質ともに満足の行くシステムが出来上がる

搭載のコンポーネントをご紹介しよう。まず運転席に座って目に入ってきたのがイタリアの老舗ブランド、ESB audioの最上級9000 novemilaを使った3ウェイスピーカー。 ツイーターとミッドレンジはAピラーにセット。ミッドバスはドア中央下位置を加工しインストール。螺旋模様のグリル穴粒は音の拡散というメリットあるようだ。 ドア内部の写真を見てほしい。徹底したデッドニング施工により、音楽の主帯域/中低域の情報をしっかりと引き出すことに成功している。パワーアンプは高出力、ワイドレンジ、低歪み、高いダンピングファクターを誇るブラックス・GRAPHIC GX2400をセレクト。 取り付け場所は荷室、左側パネルのスペースに組み込み、かつLEDが仕込まれていて点灯すると美しく輝く。一方、再生プレーヤーはソニー・ウォークマン・NW-WM1ZM⑵を愛用。 WAVやFLACなどの音質重視のファイルのデジタル音源はブラックス・DSPにつながる。あと超低域を補うためロックフォードフォズゲート・T1210を搭載。このサブウーファーを鳴らすパワーアンプは同ブランドのT1500-1bdCP(ハイパワー定格1000W)を導入。 これらフロント3ウェイ+サブウーファー構成はプロショップが推奨する定番のシステム。 フロント2ウェイ構成では得られないシャープな音場(ステージング)と高音質(ハイクオリティ)を実現するためのベーシックな回答といって過言ではない。

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28mmシルクドームツイーター9.1T-28と7.5cm口径のカーボンコーンミッドレンジ9.3Mは抱き合わせるようベース台をこしらえてAピラーに装着。 高音と中音との繋がりの良い定番の装着方法。

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フロントスピーカーを精緻に鳴らするため、ブラックス・GRAPHIC GX2400(4ch機)パワーアンプを2台使う。荷室の左手サイドウォールに組み込む。 ツライチ落とし込みによりスマートな仕上がりでプロの技が光る。

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オーディオユニットは一切、フロアに置かれていないため、ロードバイクを2台載せるスペースを確保。 ハイエースならではの使い方をスポイルしない好例のインストールを施す。ハイエンドシステムの構築を可能としている。

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音調整の頭脳といえるデジタル シグナル プロセッサーはブラックス・BRAX-DSP-ESS DAC Versionを使用。 このDSPへの電源補強(常時+12V)アシスト用として大容量キャパシター、ヘリックス・CAP33×2を搭載。

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ヘッドユニットはハイレゾ音源をシャープに鳴らすため、デジタルオーディオプレーヤーをセレクト。ソニーのウォークマン・NW-WM1ZM2をコンソール中央にセット。 ソース音源はデジタル信号でDSPに直接つながる。

ハイエースファン/ユーザーに向けて...改善アドバイス

ハイエースユーザーから純正オーディオの音に不満という声をよく聞く。なぜ純正は音が悪いのか。商用車であること。 バンの宿命、機構的な一面も見え隠れする。たとえば簡単にセットアップ可能なスピーカーを購入=フロント2ウェイでは期待できる音質とリアリティな音場を創出することは難しい。 そこでフロントを3ウェイ構成とすることで帯域バランスが改善され音質もアップする。現状、ハイエース車体から発生するさまざまノイズを軽減するための対処方としてデッドニング施工を行おう。 ちょっと整理してみる。スピーカーを交換したが期待したほど変わらなかった。不自然な帯域バランス。低音不足。逆にツイーターを足したが高域がうるさいなど音調整がむずかしく不快感が残る。 プロのインストーラーはこれらの問題に対し経験値からベストな回答を見出してくれる。予算も限られているから...どこまで手をいれるべきかだが...
  • 1. スピーカーのグレードアップ。
  • 2. デッドニング施工。
  • ※1と2を組み合わせる
  • 3. 最低域を補うためサブウーファーの搭載。
  • 4. DSPの導入

カーオーディオの楽しみ方は人それぞれだが順を追ってグレードアップする楽しみ方がある。ぜひ専門店に出向いて相談してほしい。

アークライド

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取材日:2026年3月12日   Photo & Report. Iwao Nagamatsu